父の手術の話、続けさせて下さい。
前回は、緑内障ってそもそも何なのよという話と、父の眼がなかなかの状態だったという話でした(→「緑内障が怖いわけ①〜密着!眼の手術をした父〜」)。
今回は、いよいよ手術と入院でございます。
白内障と緑内障の同時手術で、片眼につき3泊。しかもその前に「入院前説明」で1日を要するという‥。そして今回(右眼)のお支払いは、個室代込みで12万円ほどでした。
高いのか安いのか正直わからないのですが、まぁまぁひとまず父の手術の話を続けさせて下さい。
手術はまだ始まらない〜入院前説明と、朝早い受付〜

いよいよ手術が来ました!と言いたいとこですが、もう一つ日程が入ります。
「入院前説明」というのがあるんですね。それで再度、別日に1日取ります‥。
1日でいっぺんに済ませて欲しい…とは言いません。
病院にだって色々こまごまと途方もないスケジュール管理をしているんです。というか病院側こそ、いっぺんに済ませたいはずなんですよ。
と、理解のあるお利口さんのわたしはそう思って自分を納得させるわけです💦。
まぁ仕方ないですよ、次週に改めて行きました。院内にある患者支援センターの入退院支援コーナーに。へぇ〜入院決定したらまずはここに来るわけだ。
手術や入院にあたっての時間や決まりごとやなんやらかんやらの説明を聞き、同意書だの家族だのキーパーソンがなんやらかんやらの記載をするんですよこれが。
ここら辺はなかなか電子化しないというもどかしさ。
どれも同じような同意書、”入院にあたって”のパンフレットも色々と頂きました…書類がたまるたまる。
この日は私と妻も同席して説明を聞いて父をサポート、眼科の手術ということもあって(入院期間も短めで、身体への負担も比較的軽いってとこ)、説明諸々30分程度で終えることができました。もちろん、この日の支払いはなし。
さて、肝心の入院はというと、まずは状態の重い右眼が3泊。そこから10日ほど空けて、左眼もまさかの3泊、お世話になります。
眼の手術ですから、母も日帰りで白内障の手術をしましたし、だいたい日帰りで済むようなもんだと思ってました。父もまぁ日帰りとはいかなくとも、1泊くらいはするだろうと思ってましたので、片眼だけで3泊ってなかなか‥ですよね。
前編に書いた通り、右眼の状態が重いということで難しい手術になったわけですから、それだけ手術後は2〜3日は経過を診ておく必要があるのでしょう。
父も生まれて初めての手術、しかも眼にメスを入れられるんだから、尋常じゃないくらい怖いんじゃないかと思うわけですよ。しかし父は「まかせるしかなかろうもん」と終始冷静というか、全くいつもと変わらないという‥すげ〜。
いよいよ手術当日となりました。手術はおおまかな予定では昼の12:00くらいとのことです。しかし受付はなんと朝8:30に来なさいと!
早くない⁈‥ですか。
ん〜仕方ありませんね。
万全の体制で手術をしてもらうわけです。朝早いくらい何でもございません。文句なんぞノンノンノン、言ってられません。
それはそうと、都心部にある病院でもあり渋滞することも考慮して、7:00頃には実家を出ます💦。朝早いから私はもう前乗りで実家で1泊しましたよ。
さぁ、当日です。朝も早くから、心配しているのかしていないんだかよくわからない母に見送られ出発します。

8:00過ぎ頃に無事到着。
良かったのは、病院近くの格安駐車場が空いていたこと。この駐車場、なかなか空いていない上に、まぁ日中なんか歩行者も多く駐車が難しいわけ。まだ朝方だったこともあり、父が誘導してくれて難なく停めることができました、良かったラッキー。
個室クライシス〜もう手術なのに〜
そんなことはさておき、受付を済ませて、とりあえず術前の状態チェック、先生の診察を外来で受けます。
続いて病棟へ。
初めての入院なので個室を希望していた父。やはり個室はプライベート空間を保てるんですよね。窮屈感もなく、自分のイビキも他人のイビキも気にならない、オナラもゲップも思いっきりできますもんね‥。
2週間も1ヶ月も入院するわけではないので、多少費用はかさみますが、風呂無しの個室(少し安め)をお願いしていました。
これは「入院前説明」の際にあらかじめ言われていたことなんです。当病院は救急を受け入れており、その日の患者さんらの状況によっては個室が難しい場合もあると。
そして、それがまさに今日でした。
希望していた風呂無しの個室は、空いていないという‥。
しかし、代わりに風呂ありの個室なら用意できますと。けれど費用は高くなる、しかもそもそも入院は3泊なのに費用は4日分かかる、という条件を提示されました。
相部屋か個室か‥。
父は迷うことなく個室を選びました。
「お金持ちーっ!」と父に尊敬の眼差しを送るわたし。
わたしだったら迷わず相部屋やし。
少し費用はかさみますが、まぁまぁ個室に無事入ることができて、ほっとしている父と私です。
手術っ!〜成功‥?したん‥だよね‥?〜

ようやくひと息つき、売店で朝ごはんを購入。病棟のデイルームで、父は玉子サンド、わたしはおにぎりです。
眼科の手術なので特に食事制限はなく、モリモリ食べる父。手術前なのによく食べられるよなぁと感心します。
妻も合流してくれて和やかムードの室内。術衣に着替え、点滴開始となり徐々に入院モードに入っていく父(笑)。
手術は唐突にやって来ました。
予定より早く呼ばれ、あわただしく車椅子に乗り、看護師さんに押され、しばしのグッバイです。もう立派な入院患者の初老のおじさんでした。
個室で妻と雑談しながら、ソファーに腰かけゆったりテレビなんか見つつ待つこと1時間。これまた唐突に父が手術を終え、またしても車椅子で連れられてやって来ました。右眼には鉄仮面風の眼帯でもしちゃって、汗だくで、意識はしっかりしています。
妻とふたりで労いつつ。疲れた様子の父でした。

手術後すぐなので、さすがに食べないのではと思われたお昼の病院食(ぶっかけうどん)。ズルズルとかき込み、デザートの桃缶まで缶を舐めかねないほどにペロリ。たいした食欲です。父の食べっぷりに安心しましたよ。
手術の結果について、特に説明を受けるわけでもなく。
看護師さんと父との会話から「問題なく終わったらしい」とそれとなく受け取る程度で、眼科の手術ってそんなものなのかなぁ、まぁ何も問題ないから特に説明しなかったんだと強引に了解しました。
さっそく母に連絡。母はとても喜び、息子の私にもお礼を何度も言ってました。ほっとしたと思います。
無事に手術を終えて良かったぁ〜。
それからそれから‥
入院初日は眠れなかったとのことでしたが、翌日以降は午前の先生の診察を終えると何もすることがなかったようで、「片眼やけん外に出られんし酒も飲まれんし ヒマや」と余裕のメールもありました。
こんなもんなのか?〜お会計12万円の中身〜
それからそれから‥退院日です。
少し母が心配でしたので前日に夕食を一緒に食べてそのまま実家に泊まりました。翌朝、父が帰宅するということで母は朝も早よから買い物へ。わたしも付き合うのですが、ご飯の支度をするとのことでなかなか気合いの入った母にちょっと驚きました。
そして退院の日。
午前中は先生の診察です。
経過は問題なし。来週に一度診察に来てもらって、そのあとは左眼の手術と並行して右眼の経過も診ていきましょう、とのことでした。
眼帯はすでに外されています。手術の直後は出血で右眼が見えにくい状態だったそうですが、それもだいぶ落ち着いて、見えるようになってきたと。
生活をする上で大きな問題もなさそうで、ようやくほっとしました。
なんだ、ちゃんと説明してくれるんじゃないですか(笑)。
妻とも合流して、忙しそうな病棟のスタッフには挨拶もそこそこに病棟を後にしました。
お待ちかねの支払いはというと、何もかも込み込みでほぼほぼ12万円でした。
高いんだかどうだか。
この「込み込み」には、当初お願いしていた風呂無しではなく、風呂ありの個室代が——しかも3泊なのに4日分——入ってのこの金額ということです。
明細書は父が保険会社に渡してしまって、費用の詳細はわからなくなったという‥(写メっとけば良かった💦)。
それでも、だいたいの見当はつきます。個室が1日15,000円×4日間で60,000円、食事が1食550円×9食で約5,000円。
そしてもう一つ大事なのが、限度額です。父は1割負担で、区分は「一般」。ひと月あたりの自己負担の上限は57,600円ということになります。
ここで感心したのが、今どきは限度額適用認定証の申請なんて要らないということ。マイナ保険証を出せば、窓口で支払う時点ですでに限度額までに抑えられているんですね。つまり、あとから払い戻しを申請する、その差額がそもそも発生しないという状態。手続きの苦手な高齢者にはありがたい、便利な世の中です。
ということは、保険のきく治療費のほうは限度額いっぱいの57,600円だった計算になります。そこに個室代60,000円と食事代5,000円ほどが乗っかって——ざっと足すと12万円ちょっと。だいたい辻褄が合いますね(別に疑っているわけではないけど(笑))。
つまりこの12万円、半分以上は保険のきかない部分だったということです。個室代と食事代は限度額の計算には入らない、そのあたりは父も病院から説明を受けていたようです。個室を選ぶというのは、そういうことなんですね。
なお、ここの病院はクレジットカードでの支払いができたので助かりました。
手術は母の手料理に負けた
帰りの道中、父は行きつけのラーメン屋でビールを飲みたかったでしょうが、母が料理を作り待っているとのことでそうはいきませんでした。
3日ぶりの帰宅。
待っていたのは、母の渾身の肉ごぼう天うどん!

妻と私はたまげました。このところすっかり料理をしたがらない母が、まだまだこんなにおいしいうどんを作ることができたとは。
出汁はいりこと干し椎茸の効いた深ーい味わい、肉は甘辛〜くて柔らかな…。
要するに母は、まだ本気を出せば昔と変わらないあの頃のご馳走を作れるんだと驚かされました。
はぁ〜、父への愛情というか、無事に手術を終えた父への心からのねぎらいというか。
とにかく今回は、父の眼の手術が無事に終わったという結末に、母の料理の腕がまだ健在だったという驚きが勝ってしまったという(笑)。
そんな一日でした。
手術が終わってホッと一息‥とはいきません。左眼の入院がまだ残っているじゃあないですか。
木曜に退院して、次の入院は次々週の月曜。10日ほどのインターバルです。
ちなみに限度額というのは月単位で、同じ月に2回入院したらお会計はどうなるのか。父が加入している保険からいくら下りたのかも含めて、また次の記事で話させてください。
※この記事は、素人の私が付き添いで見聞きした範囲の記録です。入院の日数や費用、自己負担の割合や限度額の区分は、病院や病状、年齢や所得によって変わります。診断や治療については必ず眼科医にご相談ください。

コメント