ふくおかのドレッシング

ピエトロドレッシングと千キャベ、スラオニ グルメ

ドレッシングの話、させてください。タイトルで何のドレッシングかわかるか……。

マヨ派だった私

食生活には、そこそこ気を遣っています。外食を控え、夕飯より朝食に重点を置き、できるだけ野菜を添えて栄養バランスにも配慮する。よく食べる野菜メニューは、千切りキャベツとスライスオニオン。切るのは多少面倒だけれど、苦ではありません。

そこでドレッシングです。私はもっぱらマヨネーズ派でした。たまに気が向いて、その日お買い得のドレッシングを買ってはみるものの、結局たいして使わず、知らないうちに賞味期限を迎える——でも、ドレッシングってそういう運命でしょ? と思っていました。

千切りキャベツにピエトロドレッシングをかけるところ

千キャベがススムススム!

妻が気づいたピエトロ

そんな我が家にピエトロがやってきたのは、福岡に移住してまもない頃のこと。福岡空港にピエトロ専用の自販機があり、ドレッシングやパスタソースを少量ずつパックにした試供品のようなセットが売られていたんです。「これなら余らせず使い切れる」と購入。私はパスタソースには興味があって使った記憶があるけれど(おいしかったと思う……)、ドレッシングのほうには関心を持たないままでした。

風向きが変わったのは、妻がそのドレッシングを使い始めてから。気づいたのは、根っからの神戸っ子である妻です。さすが生まれも育ちも関西、福岡へ移住してからは微妙なライフスタイルの変化にもよく気がつく。「福岡の醤油は甘くてすっごいうまい」とかねがね言っていた彼女が、こっちに来てから「ピエトロのドレッシング、やたらおいしい」と言い出したのです。

窓辺に置かれたピエトロドレッシングのボトル

すべては福岡空港の自販機から始まった

30年ぶりの再会

もちろん、知ってます。小さい頃、実家の冷蔵庫に入っていました。……が、使った記憶も味の記憶もないんですよね。父はもっぱら生野菜全般に醤油をかけていたし、母が使っていたのかな。たぶん前述のとおり、使い切れずに賞味期限を迎えたんじゃないでしょうか。

そんなわけで、改めて(30年ぶり!)ピエトロのドレッシングを口にして——おいしい。実に美味しい。しかも飽きずに使い続けている。なんなら特売日に2個買いしたり、他の味を試したりもしている。私のドレッシング史のなかでも、はじめてのことです。

ピエトロは1980年、創業者が東京で食べたアルデンテのパスタに感動し、福岡市・天神でパスタ専門レストランを開業したのが始まり。ほどなく行列店となり、それとともに前菜のサラダに使っていたドレッシングも評判を呼んだ。国産玉ねぎと九州の甘めの醤油をベースにした味わいが人気となり、「野菜嫌いの家族がサラダを食べるので分けてほしい」という声を受け、ワインの空き瓶に詰めて譲ったことが、現在の「ピエトロドレッシング 和風しょうゆ」の原点になったという。

おいしさの正体

改めて言うのもなんですが、ピエトロのドレッシングは何がおいしいかって、まず本州とは異なる甘い醤油のおいしさを、上手にドレッシングへ転化しているんですよ。加えて玉ねぎの新鮮な甘味と口当たり、そして何より、ごろごろとしたオリーブの食感がいいんですよね〜。オリーブが出てくるまで、ついついかけ過ぎてしまうのも、ピエトロあるあるなんじゃないでしょうか。

スライスオニオンとオリーブの入ったピエトロドレッシング

このオリーブの食感がたまらない


まあ私としては、Uターン移住して、年を重ねてみて、ようやくその良さを知ったというわけで。何を今さら、とっくに全国的な人気商品ですよね。

ただし——ここまで偉そうに語っておいて何ですが、肝心のピエトロのレストランには、まだ一度も行ったことがありません。ドレッシングとは30年ぶりに再会できたのに、その生みの親であるお店とは、いまだ初対面すら果たせていない。職場の人は「おいしい」とリピートしているし、「少しお高いから」とつい足が向かずじまいでした。……いや、これはどう考えても順番が逆でしょう。次の特売日にドレッシングを2本まとめ買いする前に、まずは一度あの行列に並んでみる。それが、私のドレッシング史の続きを書く方法なのかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました